【お試し無料】本を、聴こう。

Windows10がスリープから勝手に復帰する時に確認すべき項目まとめ

<景品表示法に基づく表記>本サイトには広告が含まれる場合があります。


Windowsが勝手にスリープから復帰してしまうのはもはやデフォルトなのか?と思えるほどユーザーの思った通りに動いてはくれない設定項目達にイライラしていませんか?
Windowsは色々な角度から設定を構成しないと思うように動いてくれないのです。「手が掛かる子ほどかわいい」ということわざはWindowsには通用しないですね。

今回はWindows10が勝手にスリープから復帰する原因を解明することにしました。
もちろん自分のパソコン利用方法によって設定すべき項目は変わってくると思いますので、注意しながら設定してください!

SPONSORED LINK

Windowsの自動メンテナンスのスリープ設定

コントロールパネル→システムとセキュリティ→セキュリティとメンテナンスを開きます。

windows-sleep4
「メンテナンス設定の変更」をクリックします。

windows-sleep5
「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックボックスを外します。
初期設定では夜中になっています。とんでもない爆弾ですね。この項目だけでも大勢の被害者が生まれていることでしょう。

電源オプションのスリープ設定

基本設定の確認として、Windowsの電源オプションの詳細設定からスリープに関わる項目を2つ確認します。

スリープ解除タイマーの許可

windows-sleep
スリープ→「スリープ解除タイマーの許可」を「無効」に変更します。Windowsのバックグラウンドのプログラムによってスリープが解除されるのを防ぎます。

メディアの共有時

windows-sleep2
マルチメディアの設定→「メディアの共有時」を「コンピューターのスリープを許可する」に変更します。メディアサーバーでも構築していなければ問題ないと思います。

デバイスマネージャーのスリープ設定

初期状態ではマウスをちょっと動かしただけでもスリープが復帰してしまうので、誤作動防止としてマウスからのスリープ復帰を抑制します。

windows-sleep3
デバイスマネージャー→「マウスとそのほかのポインティングデバイス」から利用しているマウスを選択→「電源の管理」タブ→「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスを外します。

この他にもスリープを復帰させてしまう原因がある可能性がありますので、後述する方法でイタズラするデバイスを特定して同様の設定を行っていきましょう。

イベントビューアーでスリープ復帰の原因を特定

実はここまでの設定を行っていたのですが、またWindows10が原因不明のスリープ復帰を行い始めました。
そこでどの機器やプロセスが原因なのかをイベントビューアーを使って特定します。

windows-sleep6
イベントビューアーを開いたら、右カラムにある「カスタムビューの作成」をクリックします。
「ソースごと」のラジオボタンを選択して「Power-Troubleshooter」をチェックしてOKボタンを押します。

windows-sleep7
早速作成したカスタムビューを見てみると、夜中の3時22分にイタズラしている機器を発見しました。
「スリープ状態の解除元デバイス」がその犯人です。

Intel(r) Ethernet Connection i219-V

お前が俺の探し求める犯人か!

私はデバイスマネージャーを開き、ネットワークアダプターにいた「Intel(r) Ethernet Connection i219-V」をマウスの設定同様にスリープ解除の許可を剥奪してやりました。
これで静かで快適な睡眠を取り戻すことができました。
Windowsとのスリープ戦争に終わりが来たのかもしれません。

コマンドプロンプトでスリープ復帰の原因を特定

ここまででまだ特定できない場合には、コマンドプロンプト(管理者)から勝手にスリープを解除するデバイスを特定します。

まずは、最後にスリープを解除した犯人を特定します。

powercfg -lastwake

を、コマンドプロンプトで実行すると、解除したプログラムを特定できます。

最後に、

powercfg -devicequery wake_armed

を実行すると、現在Windowsでスリープ解除が許可されているデバイスが一覧で取得できます。

devicequery_wake_from_any

私の結果では、キーボードのみなので自分の思った通りの結果になりました。
ここに予期しないデバイスが存在する場合には、デバイスマネージャーから「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスを外します。

さて、ここまできてスリープが勝手に解除されるのであれば、海に投げ捨てたい気分です。
ありえないと思いますが。

まとめ

今回は、Windows10でのスリープ設定でしたが、他のWindowsでも応用できます。
一番効率的なのが、イベントビューアーからその原因を探ることだと思いますが、タスクスケジューラーからの復帰だと「不明」となるケースも多いのが弱点ですね。
この状況でもまだ不明なスリープがでてきたら再度記事にしたいと思います。
皆さんのWindowsがきちんと眠ってくれることを願っています。

今日も知識欲は止まらない。

SPONSORED LINK
トップへ戻る