どうもロケッツです!どんどん新しく手元のタブレットが増えてしまって、折角のハイスペック機であるXperia Tablet Z SO-03Eを使っていないのはもったいないと思い立ちました。
日本独自の機能を使っていたので、Flashtool等を利用したアップデートを行わずにいましたが、そろそろいいんじゃないかと。
今回はとりあえずLollipopが使いたいので試してみたいと思います。初めての方にもわかりやすいように解説できるように頑張ります!
目次
Flashtoolで準備すること
初心者にはこの準備でも少々面倒になると思いますが、わかってしまえばとってもラクラクなので、順を追って見ていきましょう。
Android SDKをインストールする
パソコンでAndroidを操作するならば必須になるToolです。パソコンと接続してゴニョゴニョする時には避けて通れない物だと思って下さい。
もしもこのツール自体初耳の方の為に、以下に簡易手順を載せておきます。
まずはAndroid SDKのインストールです。
- Android SDKのページ下部にある「SDK Only」で自分の環境に合ったファイルをダウンロードします。
- 他のソフトのインストールと同じ手順でインストールを完了させましょう。(Javaが入っていれば特に注意点なし)
- インストール完了したらフォルダにあるManager.exeを実行します。
- 初期状態のまま「Install xx packages」をクリックして「Accept Licence」で同意して「Install」します。
次にAndroid SDKのpathを通す作業をします。
何のことかわからないと思いますが、必要な作業です。
- Windows「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」を開きます。
- ポップアップウィンドウの中にある「環境変数」→「システム環境変数」項目→「path」項目をダブルクリックします。
- 「変数値」欄にtoolsとplatform-toolsへのパスを追記します。
toolsとplatform-toolsのパスは上記でSDKをインストールした場所にあります。私の古いPCでは以下のパスでした。
C:\Users\name\AppData\Local\Android\android-sdk\tools
C:\Users\name\AppData\Local\Android\android-sdk\platform-tools
記述する時は「;」で区切ります。
C:\Users\name\AppData\Local\Android\android-sdk\tools;C:\Users\name\AppData\Local\Android\android-sdk\platform-tools;
もしも「変数値」の項目にすでに記述があった場合は、その記述の後ろから;で区切って追記しましょう。
Xperia Companionのインストール
Xperia Tablet Zを一度パソコンと繋ぐとインストールを促されるソフトです。
何それ?状態の方は、以下からダウンロード&インストールしましょう。
Flashtoolのインストール
OSソフトウェアを書き換える為のツールです。ドコモ製のOSに戻したりもできる、イケメンツールです。
インストールフォルダの中にある「drivers」フォルダの中にあるFlashtool-drivers.exeを実行して
Flashmode Drivers
Fastboot Drivers
この二つのドライバーをインストールしましょう。途中で「発行元が不明~」のような警告がでますが許可します。
Flashtoolの使い方(Xperia Tablet Z)
いよいよXperiaにFTFを焼く作業です。
FTFファイルをダウンロードする
Flashtoolを開いた後「XIマーク」をクリックしましょう。
「Xperia Tablet Z」→「SGP321」→「Customized CE1」→「10.6.A.0.454」の順に選択します。
「Download」をクリックしてしばし待ちます。
「ぴゅおーん」みたいな音が鳴ってこの画面が出たら、XperiFirmのウインドウは閉じましょう。
そうすると自動でFlashtoolがftfファイルの生成を始めるのでしばし待ちます。
終了したら、稲妻マークをクリックします。
「Flashmode」を選択してOK。
Wipe:
削除する項目を選択しますが、全てチェックしましょう。外してしまうとエラーを起こす可能性が跳ね上がります。
Exclude:
除外する項目を選択します。「Partition」「TA」「BASEBAND」の3つにチェックを入れましょう。
全て確認できたら「Flash」をクリックしてしばし待ちます。
画像のように物理キーがある端末は指示通りですが、そんなキーはありません。
電源を切った状態のXpera Tablet Zを「ボリュームダウンキー」を強めに押しながらUSBに繋ぎます。
成功すると、プログラムがガーっと流れます。
Please unplug and start your phone
焼き終わりました。
プラグを外して、電源を入れてね。
こんにちはlollipop!
Xperiaの白ロムとFlashtool
Flashtoolさえあれば、型落ちのXperiaが最新OSに対応できるので、白ロムを安く手に入れれば幸せになれます。
今現在でも初代Xperia Tablet Zのスペックで十分なので、掘り出し品を探してみるとお宝Xperiaが時々出てきます。Xperiaは販売台数が多いので、中古や白ロムが豊富なのが魅力です。
私がチェックするのは全国展開している「イオシス秋葉原」で、初代だと傷なしで10,000円でお釣りがくる掘り出しがありますが、売り切れるのも早いのが難点ですね。
Xperiaは特に値崩れしない印象なので、Tablet Z4のお宝が出た時には入手してみたいと思っています!
Flashtool後のsim運用
Flashtool利用でもsim運用は可能ですしSIMロックの解除も可能です。ただし、普通に利用できてしまう時もあれば、一度グローバル版のロムを焼かないといけない時もあったりと、いくら自己責任とは言え初心者には少し難しいかもしれません。ドコモ系なら間違いなく「楽天モバイル」がおすすめです。
とにもかくにも快適なFlashtoolライフを送りたいですね!
まとめ
Flashtoolの使い方とAndroid SDKのインストール方法などやや専門的な部分はありますが、やってみればとっても簡単です。
特に今回利用したXperia Tablet Zはまだまだ戦えるハイスペックなので、Android 4.1で使うなんて本当にもったいないと思いました。
アップデートすることでテレビやお財布などの日本独自の機能はなくなってしまいますので、大丈夫な方ならチャレンジしてみるのもいいですね。
こういう作業は自己責任がセオリーですが、Flashtoolのおかげで手軽さが増した気がします。
これであと5年は現役で「SO-03E」を使えると思うとウキウキがドキドキでハラハラです。
今日も知識欲は止まらない。