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デュポンのボールペンで細い替え芯(リフィル)の互換と自作改造への道

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皆さんは日頃の筆記用具でどんなペンを使っていますか?シャーペンや鉛筆、100円ボールペンや高級ボールペン、万年筆などなど。使っている筆記具でその人の目的やこだわりが見えてきます。
今回はデュポンのボールペンが出てきたので使おうと思った私が悪戦苦闘した記録です。
ボールペンには替え芯の互換性があるのですが、このデュポンのパーカー互換ではない細い408シリーズのリフィルには本当に困りました。
最終的には自作になりますので、どうぞご覧下さい。

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目次

デュポンのクラシック2

Jacqueline Kennedy
大掃除で発見したデュポンのクラシック2のボールペン。
第35代アメリカ合衆国大統領ケネディの妻ジャッキーがデュポンに依頼したことで誕生した彼女の為のクラシックペン。
悪いペンのはずがありません。
最近になって使ってみようと思ったのですが、インク切れそうで擦れて書けなくなりそうでした。ちょっとだけ書けた感じだと線も太くてしっくりきません。

デュポンにクロスのリフィル

早速クラシック2のリフィルを確認してみると、クロスのリフィルにそっくりだったので完全に信じきって買って来ました。
正確にはクロス互換の「三菱鉛筆 ボールペン替芯 SK‐8 黒」です。

クロスが800円前後なので、かなり安く収まったと思いました。

取り付けてみると入りません。
取り付けた瞬間にギリギリ入らないという雰囲気すらぶっ壊すほどの手前でカツンには落ちました。

本物のデュポン利用者はこんな買い物しないでしょうが声を大にして言っておきます。
デュポンの細身はクロス互換がありません。

まさに、俺様はデュポンだ。他の芯なんていらないぜ。ふふん。

デュポンの408リフィルが売ってない

デュポンのライターでガスが中々手に入らない状態とは比べ物にならないほどの希少性。
ちなみに海外じゃ互換性リフィルが纏め売りされて一般的に手に入りますので、そこは舶来品のデメリットです。

近場の文具店や貴金属店にはありませんでした。
一件だけ「青ならあるよ」という状態です。
こんなにじゃじゃ馬なペンを本気で使い倒すならリフィルのストックも必要ですね。
ネットショッピングならそこそこ見つかりますが、私は今コイツで文字を書かないと飯も喉を通りません

ディポン408リフィルを自作する

まずは飯を食べました。おなかいっぱいです。ご馳走様です。ふー。

さすが飯の力です。ひらめきました。
デュポンのクラシック2をこれから先にずっと使うかはまだわかりませんが、
どうせなら手に入りやすい芯を付けれるようにしてしまおうと。

  • 最強の書き味と名高いJETSTREAMを使う
  • 規格がブレない4Cを使う
  • 形状が近いクロス互換を使う

さて、思いついた自作案はこの3つ。

1.いつも使っているJETSTREAMが使えたらちょっとテンション上がりそうと思ったのですが、形状があまりにも遠い事と、寸足らずなので細身のクラシック2にアダプターを備える余裕もないので今回はスルー。

2.多機能ボールペンで御馴染みの4Cを使い回せれば超絶便利だと思いました。出先でハサミも使わずにポンと取り替えられる安心感と、直径や長さがある程度統一されているのは強いですので。しかし、上記と同じ理由もあってスルー。

3.せっかく手に入れたクロス互換のリフィルを使えることと、安価で性能差がない部分を考慮してとりあえずコレを使うことにしました。形状が近いほうが目的まで近そうなのもあります。

デュポン純正とクロスのリフィルのサイズ差

2015-02-04 19.04.37
まず、ネジ山の溝が違います。右のデュポンの方がより細かいのでほとんど写りませんね。
多数派に統一しないデュポンの精神に魅力を感じました。などと感じていられるのは、インクがある時だけです。

2015-02-04 19.07.19
アダプターを取り外すと長さの違いもわかりました。これはアダプターの深さでも左右できる部分なので、まずは揃えないで進めます。

クロスのリフィルを削る

2015-02-04 19.28.35
そもそも、押し込んでもペン先が太すぎて出てきません。
ネジも長さも太さも違うとなると似てるだけの別物ですねコレは。
ネジと長さはアダプターの差し替えで対応するとしてペン先を削らなければなりません。

2015-02-04 19.08.07
こんな感じでガシガシ削ります。もちろん削っている最中に何度も穴に合わせるのですが、見た目では同じぐらいでもまったく入りません。
ちょっと削りすぎ?と思うぐらいが丁度いいようです。

2015-02-04 19.08.55
デュポンのペン先の穴に反対側から差し込んでこのぐらい入れば問題ありません。
初めてなので力加減を調節したこともありますが、15分ほどかかりました。

ネジ山アダプターをデュポン純正に変更

2015-02-04 19.26.01
アダプターを交換します。最初はピッタリだったような気がしたのですが、何度も抜いたりしている内に緩みが出てしまいましたので、セロハンテープを噛ませます。
こういう作業でセロハンテープを使う場面が出ると一気に完成度が落ちたような錯覚がありますが、それは錯覚だと言い聞かせます。

デュポンボールペン復活

2015-02-04 19.29.00
シャキーンと出ます。ペン先が出すぎます。純正の倍は出ます。
やはり長さの違いがここに出てしま・・・

書き心地最高

エンド部分を削ろうと思いましたが思わぬ副産物。
ペン先の位置がしっかり目視できることと安定の三菱製という部分で劇的に書きやすくなりました。
もうこれで完成とします。

最後にこんな苦労が必要のない純正のリフィルをご紹介します。

まとめ

替え芯のないボールペンなんて意味ないですし、使わないで飾っとくほど高価なわけでもない。
正直近場で手に入ったら純正を買う気マンマンだったのですが、これはこれで結果オーライだと自分では思っています。

やっぱりデュポンのボールペンはスタイリッシュで格好いい!
手がかかる子ほど愛着がでてきます。

でも毎回削る作業は嫌ですし、もっともっと効率的でコスパを追求したくなっているのも事実なので・・・
こんなマニアックな内容ですが、続編があるかもしれません。いや、ペン先が細すぎて無理か。。。

まさかの続編は「デュポンのクラシックボールペンをJETSTREAM化に改造した」です。

今日も知識欲は止まらない。

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