24時間稼働をさせるパソコンで重要なのは「熱問題」というわけで、省電力でコンパクトなパソコンに的を絞っていたのですが、スティックPCだとCPUの力不足を感じていました。そんな時に私が最近よく利用する「GearBest(ギアベスト)」からミニPCをレビュー提供して頂ける事になりました。
Windows10とAndroidのデュアルブートが標準搭載された「Alfawise X5 mini PC」をあれこれ使い倒してみたのでご紹介します。想定外の利用方法なので、自己責任ですが、最終的には24時間稼働をさせるPCとして合格点となったミニPCでした!
目次
「Alfawise X5 mini PC」のスペック
OS | Android 5.1,Windows 10 |
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CPU | Intel Atom X5-Z8350 Quad Core |
GPU | Intel HD Graphics 400 |
メモリ | 2G RAM |
容量 | 32G ROM |
その他 | WIFI: 802.11b/g/n Bluetooth: Bluetooth4.0 HDMI Version: 1.4 Power Consumption.: 18W |
十分なスペックながら、デュアルOSとして32GBのROMが一番のネック。でも、X5のお値段を見たらそんなの忘れるほどのコスパに驚愕。今時はSDカードをマウントしてドライブとして利用ができるので、通常利用に問題はない。
「Alfawise X5 mini PC」が届いた!
発送連絡から3日でDHLの袋の中にプチプチで厳重な梱包で届きました。
簡易梱包だったので心配だった外箱も、少しのへこみだけでした。
付属品はシンプルイズベスト!本体・HDMIケーブル・DCアダプタ・説明書という構成。
説明書はイラストが付いていてわかりやすいですが、説明されるまでもないのでそっと閉じます。
バックには電源ボタン・DCコネクト・USB・HDMI・LAN・ヘッドフォンが備わっています。
本気利用時の、SDカードと無線マウスのレシーバーを挿入した図。SDカードはやや出っ張りが気になる。
「Alfawise X5 mini PC」を起動してみた!
デフォルトのOSのWindowsが起動。ここで嬉しい誤算は日本語がちゃんと選べる事。
OSはHOMEエディションの64bitです。結構キビキビ動く。初期インストールアプリにあるSwitchNOWというソフトは、OSを切り替えるソフト。
思ったよりも切り替わりが早い。プリインストールアプリはこちら。マウスでAndroidが操作できるのは思ったよりも快適。
AndroidからWindowsに戻りたい時は、通知メニューに切り替えが用意されていました。
「Alfawise X5 mini PC」を24時間稼働させてみた!
正確には24時間×7日間の稼働テストを行いました。一番の懸念点は安定性と発熱ですね。その結果、合計168時間の稼働にまったく問題なく稼働しています。恐るべしミニPC。
この時に注意したのは、Windowsアップデートの停止。いらないバックグラウンドアプリの停止。だけです。これで皆大好きGRCの24時間稼働も、Serposcopeの24時間稼働も思いのまま。
ただし、ストレージはWindows用に15GBを利用しているだけなので、もろもろをSDカードへのインストールが必須。
それが嫌だという時は、ディスク管理からAndroidのパーティションのみを削除してしまうというパワープレイもあります。
まとめ
動作は想像よりもサクサク動くので、遊びのおもちゃではなく実用として利用できるスペックだと思いました。
何かの専用機に割り切るならば、例えばMT4などのVPSよりもコスパが良いですし、クアッドコアなので、フルOSが普通に使えるミニPCは悪くありませんね。実際にMT4もインストールしてみましたが問題なく利用できました。
中負荷のソフトをいくつか同時に、100時間を越える連続稼働でも心配するような温度上昇はなかったので、このままさらに長期的な稼働でもテストしてみたいと思います。
最後にもう一度だけ言いますが、このミニPCのコスパをよく考えるとすごいです。
今日も知識欲は止まらない。