「skylake i7 6700K」「ASUS Z170-A」「EVER COOLのCPUクーラー」という環境でCPU温度に悩まされています。
そこで以前から興味のあった「風魔 SCFM-1000」に変更してみました。
skylakeのCPUで問題となっている「CPUが曲がる」という事例があったので、重めのCPUクーラーを導入するのに不安があります。
今回は実際に換装してみてどうなるかを検証してみたいと思います。
目次
skylakeが曲がる?
skylakeのCPUが曲がるという事例が世界中で取り上げられています。
運搬時の衝撃やクーラー取り付け時の負荷によってskylakeが歪むように曲がるようです。
そもそもの原因は、skylakeの基盤が薄くなった為です。
現在ではメーカーも周知しておりそれぞれ対応状況や対応策が出揃っているようです。
そんな状況なのでCPUクーラーの換装を検討している方は、
新製品を狙ったほうが無難とも言われています。
怖ぇーよ。
風魔 SCFM-1000はskylakeに対応しているのか?
まずは商品スペックを確認します。
株式会社サイズ | 商品詳細 |風魔
新しいマザーボードにもきちんと対応しています。
大人気の虎徹より背が低いのに冷えるので最有力候補です。
風魔をはじめ、人気のあるCPUクーラーを販売するScythe社がskylake使用時に注意を喚起しているのは「無限4 (MUGEN4)」だけです。
株式会社サイズ | LGA1151「Skylake」で「MUGEN4 SCMG-4000」を使用した場合のご注意
つまり風魔は問題ないという事ですね。
ただし、実際にCPUが歪んでいる状況が報告されているので、
対応製品だとしても作業は慎重に行わなければいけませんね。
まさかCPUクーラーの換装でこんなに手に汗を握るなんて。
怖ぇーよ。
skylakeに風魔を換装したレビュー
説明書通りに作業を行っていて、気付いたポイントが一箇所あります。
クーラーとCPUを接合するネジを締めすぎないという注意書きがありました。
他のネジの箇所にはその注意書きはなかったので、この部分に圧力をかけ過ぎない方が無難だと思います。
ちなみに取り付け方式はバックプレート式。
マザーボードの裏側にアクセスできないパソコンケースの人はマザーを外すという手間が掛かりますが、強度を考えれば主流であるバックプレート方式の方が安心です。
風魔換装前
一般的なプッシュピン式のEVERCOOL製のクーラー。
風魔換装後
存在感を増した風魔。
虎徹のようにエンドカバーがないけど、冷やすという目的を達成するにはこのデザインが一番だと思うの。
CPU温度の変化
EVERCOOL製 クーラー
EVERCOOLの平常運転
EVERCOOLの高負荷運転
やばすぎる100℃の文字列が並ぶ。
風魔 クーラー
風魔の平常運転
風魔の高負荷時
信じられない冷えっぷり。6700Kの爆熱は迷信なのだとわかった。リテールクーラーに毛が生えたクーラーは想定外なんだな。
風魔のメリット
- 全高が149mmでミドルケースでも使いやすい
- キンキンに冷やせるポテンシャルを持っている
- 放熱フィン間隔が計算されていてファンちゃんと活躍する
- ブリッジ式採用なので一時的な取り外しが簡単
- ファンの位置調整だけでメモリ干渉を調整できる(高さは増すけど)
- 静音性がすばらしい
- 評価の高い虎徹 SCKTT-1000よりもさらに冷える(でも値段が上がる)
まとめ
風魔は全体的にかなり満足できる結果になりました。
当初はCPUが曲がる問題が気になって中々踏みきれなかったのですが、メーカー公表の対応製品という事と、曲がる事例が増えない事からも「絶対大丈夫という自信」が湧いてきて購入して正解でした。
「背が低くてデザイン性もあって静かで冷える」という欲求を全て満たしてくれる風魔をお一ついかがですか?
今日も知識欲は止まらない。