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AutohotkeyでWindows10の新しいタッチパッドジェスチャーをVAIO PROで実現してみた!

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win10-gestures

でWindows10のジェスチャーが使えないよーという事を書きましたが、今回は自力でどうにかしてしまおう編です。
使うのは三本指に対応しているものの、メーカーがWindows10のジェスチャーに対応していないパソコンVAIO PROAutohotkeyというフリーソフトです。
Autohotkeyは今回使うようなショートカットのハック以外にも自動化などの設定もできてしまう便利なソフトです。
初心者にはなかなか手が出しにくそうな難しい説明が多いですが、使ってみるとめちゃくちゃ簡単ですよ^^

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目次

今回実現したい事

VAIO PROはWindows10にアップデートすると、タッチパッドジェスチャーが使えなくなってしまいます。
でもWindows10のジェスチャーはとても便利なんですよね。
他のラップトップや、デスクトップPCでも利用していますが、最早このジェスチャーがないWindowsは使いたくないほどですよ。

  • 三本指の左右ジャスチャーで仮想デスクトップの切り替え
  • 三本指の上下ジェスチャーでタスクビューを開く

たったこれだけのことですが、そもそも画面領域が制限されたノートパソコンでは、これができるだけで快適度が倍になります。
というかこれだけのことをSONY社やVAIO社は是非ともオフィシャルで対応してほしいものです。

VAIO PROにAutohotkeyをインストールする

AutoHotkey Downloads
まずはAutohotkeyをインストールしましょう。

初めての導入ならばインストーラー版をダウンロードしたいので「Installer」をクリックして保存します。
インストールの注意点はOSのbitをきちんと選択するぐらいで、とても簡単です。

AutoHotkey.ahkを用意する

今回はMy DocumentsフォルダにAutoHotkey.ahkというファイルが自動で生成されるはず・・・できませんね。
デフォルトのままだと自動で生成できるはずなのですが、昔のバージョンをきちんと消せてなかったのか自分でファイルを作るはめになりました。

難しい事は考えずに「AutoHotkey.ahk」という空のテキストファイルを、

C:\Users\[UserName]\Documents\AutoHotkey.ahk

に作りましょう。
メモ帳でもまったく問題ありません。

VAIO PROの三本指ジェスチャーを解析する

さて、次に現状でVAIO PROさんは三本指の左右・上下のジェスチャーにどんなコマンドが割り当てられているのでしょうか?

これがわかれば、そのコマンドをAutohotkeyで上書きしてやるだけというわけです。

三本指左 Alt+←
三本指右 Alt+→
三本指上 numpadPgUp
三本指下 numpadPgDn

という感じになっていました。
アプリごとに固有の動作が指定されている場合にはそっちも調べなきゃいけないような気がしますが、そんな面倒なことやってられません。
特定のアプリがアクティブな時には動作が変わってしまうのも覚悟して設定してみます。

AutoHotkey.ahkにホットキーを定義する

win10-gestures-play
では早速VAIO PROのデフォルト動作である「Alt+←」などを「Win+Ctrl+→」(仮想デスクトップ切り替え右)などに変更しましょう。

まずは三本指ジェスチャーの左右を設定してみます。左右の指定が逆なのは「紙を扱う感じで利用したいから」です。
AutoHotkey.ahkをメモ帳などで開きます。

;;;仮想デスクトップの切り替え
!Left::
send,#^{Right}
return

!Right::
send,#^{Left}
return

これを記入して、上書き保存をします。

タスクトレイのAutohotkeyを右クリックして「Reload This Script」をクリックします。

仮想デスクトップをいくつか追加して、
タッチパッドを三本指で左右にすー・・・っと!

素晴らしい!

Surfaceでは当たり前にできる機能ですが、できないと思っていた端末で実現できるのは気持ちがいいですね。

この調子で三本指で上下のジェスチャーも設定します。
とりあえず上下のジェスチャーどちらでもタスクビューを開く設定にしてみましょう。

;;;タスクビューを開く
numpadPgUp::
send,#{Tab}
return

numpadPgDn::
send,#{Tab}
return

これを先ほどの設定の下に追記して上書き保存をします。
タスクトレイのAutohotkeyを右クリックして「Reload This Script」をクリックします。

タッチパッドを三本指で上下にすー・・・っと!

素晴らしい!

Surfaceでは当たり前にできる機能ですが(ry

まとめ

追記:2015/11/17のSONY製VAIOの公式アップデート後はSynapticsで最新のドライバをダウンロードすれば三本指が生き返ります。
Drivers – Synaptics

何日か使っていますが安定感もあって大満足です。ただ、chrome上だとタスクビューが開けないのでchrome独自の三本指上下にハックされていると思います。
この辺はレジストリを弄ることになりますし、パソコンが不安定になる要素満載なので、今回は実施しませんでした。
というか三本指の左右ジェスチャーによって仮想デスクトップが切り替えられるだけでもかなりの効率化だと思います^^
せっかくWindows10を導入したのに最新のタッチパッドジェスチャーが使えないラップトップユーザーは是非Autohotkeyをおすすめしますよ!

今日も知識欲は止まらない。

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