「Google Home」の使い道が中々わからないという方も多いのではないでしょうか?そんな方にまずおすすめしたいのは、「Google Homeに話しかけてEvernoteにメモ」をする連携です。
「Google Home」のショッピングリスト機能や、将来的にGoogle Keepの連携なども待ち遠しいですが、メモといったらEvernoteという人も多いと思います。
メモ大好きな人でも、「メモする事を忘れてしまう」という時があると思いますが、これからはGoogle Homeに話すだけで自動的にEvernoteにメモが保存されていきます。今回は、コレがとにかく快適だったのでシェアします!
目次
Google HomeとEvernoteで実現したい事
Google HomeとEvernoteを使ってメモを取る為に実現したい事はこうです。
ねぇグーグル エバーノート ネギを買う!
これだけで「ネギを買う」というメモがEvernoteに保存されていれば成功です。
私は気が短いので、タイムラグも嫌です。しゃべってすぐにEvernoteアプリを同期したら「もう保存されている!」という状態でなければ納得できません・・・!
さらに、「OK Google エバーノートに ネギを買う をメモして!」という冗長でまどろっこしい事も言いたくありません。
これを実現するにはGoogle Homeの最大の魅力であるIFTTT連携可能という武器を活用します。
IFTTT(イフト)が使えるとなると、Evernoteだけでなく色々なアプリと簡単に連携できるという事なのでドキがムネムネしますね。
早速設定していきましょう!
Google HomeとEvernoteをIFTTTで連携させる方法
今回はWEB版のIFTTTから設定していきます。IFTTTのアカウントがない場合でもGoogleのアカウントを利用してサインインできるので、まずは登録を済ませましょう。
IFTTTを見ると、Google Homeの登場までにGoogle Assistantが公開されていたので、IFTTTの同士が過去に作ってくれたレシピも豊富ですが、国ごとにサービスが異なったりするので、自分でサクっと設定してしまった方が快適です。
メニューの「My Applets」を選択して「New Applet」をクリックします。
+thisの設定
「+this」の部分を選択します。これは「○○の時」「○○した場合」という部分の設定ですね。
どのサービスを使うのか?と尋ねられるので、検索窓に「google」と入力するとお目当ての「Google Assistant」が絞れますので選択します。
IFTTTがGoogle Assistantのデータを取得できるように連携認証します。「Connect」を選択します。
ここでGoogle Homeに登録してあるGoogleアカウントを選択しましょう。
どんな言葉で設定するか?と尋ねられるので、「Say a phrase with a text ingredient」を選択します。直訳すると「テキストを含むフレーズをしゃべります」という意味ですね。
なんとしゃべったら起動させる?という部分です。私は直感的で聞き間違いをされなさそうな「エバーノート $」にしました。「$」には、任意の言葉が入りますという意味なので必ず必要です。
What another way you want to say?(Optional)
他の言葉で起動させる時は?という部分です。私は認識してくれる精度を上げる為に「ひらがな」で「えばーのーと $」も指定しておきました。
And another way?(Optional)
まだ他の言葉で起動させる?という部分です。私がエバーノートをしゃべった時に発音が良すぎた時の為に「英語」で「Evernote $」も指定しておきました。・・・え?
What do you want the Assistant to say in response?
成功した時にGoogle Homeになんて言わせる?という部分です。Google Homeを女王様に見立てる為にやや強めの「メモばかりしていないで仕事しろ」をレスポンスを指定しました。通常は「エバーノートにメモしました」でいいと思います。はい。
Language
何語?という部分です。間違いなくJapaneseにしておきましょう。
ここでの設定はいつでも変更できるので安心して下さい。設定項目の入力が終わったら「Create trigger」を選択します。
+thatの設定
「+this」だった部分がGoogle Assistantのロゴに変更されました。次に「+that」を選択します。これは「○○を実行」「○○を起動」という部分の設定ですね。
どのサービスを利用するのか尋ねられるので、検索窓に「evernote」と入力して「Evernote」を選択します。
先程と同じく、IFTTTにEvernoteを連携させる許可を与えたいので「Connect」を選択します。
Evernoteの認証画面に移るので有効期限を長めに設定して「承認する」を選択しましょう。
次にEvernoteで何をしたいのか?と尋ねられるので、「Create a note」(ノートを作る!)を選択します。
作成するノートの題名です。文字列を入力しておけばそのタイトルでどんどんメモが作られます。{{TextField}}と入力すれば、メモの内容と同じタイトルも付けられます。
Body
ノートの本文です。しゃべった言葉が{{TextField}}に入るので、そのままで十分ですね。
Notebook
Evernoteで作ってあるノートブックを保存先に指定できます。私の場合は「MEMO」というノートブックを用意したので、それを指定しました。
Tags
ノートにTagを付ける時に指定します。Google Homeからのメモだけ瞬時に絞りこめるので適当に付けておくと良いと思います。
この部分も後から編集できるので、まずは適当にテストしてみて下さい。入力が終わったら「Create action」を選択します。
「Receive notifications when this Applet runs」をONにしておくと、このレシピが走った時にアプリ等に通知を送る事ができます。頻繁にメモする時は邪魔なので、テストが終了したらOFFにしても構いません。
「ねぇGoogle」でEvernoteにメモできるかテスト
それでは早速本当にメモが取れるのかテストしてみましょう。
ねぇ Google エバーノート ネギを買う!・・・
Google Home様「メモばかりしていないで仕事しろ」
手元のEvernoteクライアントを同期すると・・・
なんという事でしょう。完璧です。タイムラグ10秒程度。何度やっても失敗する気配もなく快適です。
10mぐらい離れた場所から普通の声のボリュームでしゃべってもGoogle Homeは聞き取れます・・・!すげぇ!
リビングダイニングならキッチンからリビングのGoogle Homeに「卵買う!」「○○さんに連絡!」なんて簡易メモならバンバン投入できます。
もしかすると「エバーノート $ をメモしてね」等としてどこからどこまでがメモなのかを明確にすると認識確率が上がるかもしれませんので、実験してみて下さい。
Google Homeの種類
Google Homeは音質の良い通常版とモノラルのmini版があります。通常版は高音質な分、低音がやべぇので賃貸に住んでいるという人はminiの方がいいかもしれません。機能に差は一切ありません!
【番外】Google HomeでLINEを送る方法はあるのか?
実はGoogle Home✕IFTTTならLINE送信までは可能なのです。
しかし、送信相手ごとにトリガーとLINEグループを作っておかなければならないなど、実用的かと言われればまったく使い物になりません。もちろん読み上げもできません。
スマートスピーカーでLINEを活用するなら、LINEのスマートスピーカーである「LINE Clova」には敵いません。なんてったって「LINEを読める・送れる・話せる」のすべてが実現できます!
この辺はGoogle Homeの進化というよりも他者サービスという大きすぎる壁があるので、素直にClovaにしておいた方が幸せになれます。
GoogleHomeのメモまとめ
今回は「Google Home」から「Evernote」にメモをする方法を紹介しました。簡単な設定を一度行っておけば、劇的に生活が変わるという人もいると思いますので本当におすすめです!
実はEvernoteの設定項目で「タイトルに日付」を実現したいと思って{{CreatedAt}}を利用してみたのですが、うまく動きませんでした。Googleのフォーラムでは現在わかっている不具合の一部とされていたので、いつかこの変数も利用できると思います。
(この辺は追って追記していきます!)
また、GoogleHomeは今後、「GoogleKeepへのメモ対応」「Todoリストへのメモ対応」にも対応していくと思いますので、その時にはさらに背賛成の上がるメモを目指していきたいと思います!
手元にスマホがなくて、紙もペンもない時にどんどんメモが取れる快感を一度は味わってみて下さい^^
今日も知識欲は止まらない。