FileZillaの設定を複数のパソコンで常に同じ状態にする方法は、クラウドを使って設定を同期してしまうのが最速です!
環境が変わっても常に同じ状態で利用できるのが便利ですね。Dropbox、GoogleDrive、OneDriveといった主要なクラウドが利用できるので一度設定してしまえば快適そのものです。
目次
Filezillaのインストールフォルダにある「fzdefaults.xml」を探す
FileZillaの設定ファイルの親玉が「fzdefaults.xml」です。この中には、設定ファイルをどこから呼び出すかを指定する項目があります。そこを書き換えてクラウド上にしてしまうという事ですね。
「fzdefaults.xml」の場所は、インストールフォルダの中にある「docs」フォルダの中に用意されています。
Windows
C:\Program Files\FileZilla FTP Client\docs\fzdefaults.xml
macOS
Applications > Right-click on Filezilla App > View Package Content
もしもインストール場所を変更している場合は、インストールした場所を辿ってファイルを探して下さい。
「fzdefaults.xml」をコピーしてインストールフォルダ直下にペーストする
「docs」フォルダの中にある時は「fzdefaults.xml」は読み込まれていません。まずはコピーして、インストールフォルダの直下にペーストしましょう。
Windowsの場合は以下のように設置します。
C:\Program Files\FileZilla FTP Client\fzdefaults.xml
「fzdefaults.xml」を編集してクラウドの場所を指定する
今回はOneDrive上にFilizillaの設定ファイル達を置くので以下のように編集します。
<FileZilla3> <Settings> <Setting name="Config Location">$OneDrive/MyFolder/FilezillaSync/</Setting> <Setting name="Kiosk mode">0</Setting> <Setting name="Disable update check">0</Setting> <Setting name="Cache directory">$USERPROFILE/Documents</Setting> </Settings>
変更した箇所は、以下の部分ですね!
$OneDrive/MyFolder/FilezillaSync/
今まで利用していた設定ファイル群をクラウドにコピーして完了!
設定ファイルの場所を指定できたので、最後にこれまで利用していた設定ファイル群をクラウド上にコピーして終了です。デフォルトのまま利用していれば、設定ファイルは以下に保存されています。
Windows
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\FileZilla
もしもAppDataフォルダが見えない場合は、Windowsの隠しファイルを表示する設定に変更しましょう。私の環境では設定ファイルには色々入っていました。
- bookmarks.xml
- filezilla.xml
- layout.xml
- queue.sqlite3
- recentservers.xml
- search.xml
- sitemanager.xml
- tokenstore.xml
- trustedcerts.xml
私の例では、これら全てを自分で指定した「OneDrive > MyFolder > FilizillaSync」にコピーするという事ですね!
別のパソコンでFilezillaの設定を同期する時にする事
クラウドで管理されたファイルを読み込ませてあげれば良いだけなので、「fzdefaults.xml」を編集するだけで完了します。
一度全てのパソコンなどに設定してしまえば、クラウド同期したFilizillaが完成します。快適すぎてアゴが外れますね。
また、クラウドサービスの機能でファイルの世代管理の機能などがあれば、バックアップ体制も万全となります。
FileZillaクラウド同期まとめ
この環境でFileZillaのアップデートを行ってもきちんと完動を確認しています。
ただFileZillaのバージョンが変わると設定ファイルの構成も変わる可能性がありますよね。なので、ファイル設定の競合を避ける為に全てのPC環境で常にFileZillaの最新のバージョンを利用しておくと安心だと思います!
今日も知識欲は止まらない。