どうもロケッツです。Google+フォトが廃止されて、容量無制限の「Googleフォト」として統合されるので、Dropboxのカメラアップロードから移行を検討している方も多いのではないでしょうか?
そこで移行することでどんなメリットとデメリットがあるのか?Dropboxと同じ感覚で利用できるのか等を検証してみたいと思います。
アップロードサイズに寛大なのに無制限というGoogleフォトの使い心地には期待ですね。
目次
DropboxからGoogleフォトに移行前の検討事項
Dropboxではカメラアップロードを設定することでボーナス容量をもらえるキャンペーン等が行われていましたので、そのまま便利に利用していました。
何も難しいことを考えずにスマホで撮影した写真が気付けば自動でDropboxにアップロードされていましたので、安定感と安心感ではかなりお世話になりました。
ただ、その便利さなのでDropboxの容量を圧迫してしまいます。そんなユーザーが増えそうなこの時期に容量無制限のGoogleフォトの登場でした。
Googleフォトに求めること
Dropboxからの移行を行う際にどうしても譲れないポイントとして個人的にいくつかありますので、それがクリアできるのかも検証します。
懸念事項として以下を確かめます。
- 1.セキュリティ設定はわかりやすい?
- 2.写真が消えたり、流出したりしない?
- 3.自動でアップロードできる?
- 4.アップロードの設定を細かく指定できる?
- 5.写真をフォルダ分けできる?
- 6.PCとの連携は手軽にできる?
こんな所でしょうか?ドロップボックスで当たり前にできていた部分がGoogleフォトでも行えるかが重要なポイントです。
例えば、容量は無制限でもアップロード設定ができない場合、ポリシーに厳しいGoogleのクラウドに変な画像がアップロードされてしまってはアカウント凍結になってしまうことも考えられます。
厳格なGoogleに写真を預けるという上でこちらもきちんと写真を管理できる体制になっていてくれないと困ります。
え?・・・いえ。。。。
決してやましい写真ではありませんよよよ!
GoogleフォトとDropboxの使い分け
もしもGoogleフォトが実用的で神サービスとなる場合には、Dropboxの容量が一気に開放されると思います。
移行できた写真や動画をDropbox上から一括で削除できますので。
どうやって2つのクラウドを使い分けましょうってお話ですが、Googleフォトやドライブはプライベート用にしてDropboxはお仕事用に分けてしまおうと思います。
もちろん他にも便利あ使い分けはあるでしょうが、ここは女らしく華麗に、そして煌びやかに、粛々と使い分けるとしましょう!(私は男ですが)
Googleフォトの導入
いざGoogleフォトを導入することを決めたのでメインのスマホにアプリをインストールします。
アップロードサイズの設定
最初にアップロードサイズの設定ができますが、ついつい元サイズを選んでしまいそうですが、高画質を選択しましょう。
なぜなら高画質を選んでおかないと容量無制限の恩恵が受けられません。元サイズのままだとGoogleドライブの容量を使ってしまうので注意しましょう。
セキュリティはわかりやすい?
懸念事項の1である「セキュリティはわかりやすい?」の部分ですね。
- 共有されたリンクがあれば一覧で確認できる!
- 共有する時に写真の位置情報のExifの削除も設定できる!
最低限の設定ですが、とりあえずは十分実用レベルだと思います。Googleは最近全てのサービスでのセキュリティ設定をわかりやすくする取り組みが行われているので、Googleフォトでもとてもわかりやすいですね。
写真や動画は Google フォト ライブラリにバックアップされます。これらは明示的に共有しない限り限定公開となります。
懸念事項1はクリアです。
写真が消えたり、流出したりしない?
前項と被る部分はありますが、外部的な防衛というよりも、サービス自体の不安要素があるのかを見てみます。
Playストアのアプリ評価欄に「写真が消えました」というコメントの多さが目立っていましたが、Google+フォトとGoogleフォトは完全に別物だと理解していないとそう捉えてしまう人も多そうです。
また、ゴミ箱システムを搭載しているので、誤って消してしまった写真も60日以内であれば華麗に復元できます。
ゴミ箱に救われた経験は誰でもあると思いますが、こういった当たり前の機能はやはり安心ですね。
流出については、Google+というSNSから分離されたので、リスクは多少減ったかもしれません。
とは言ってもやっぱり自己責任の域です。前項でセキュリティ設定はわかりやすいとわかったのでスムーズに管理できそうです。
懸念事項2もクリアです。
自動でアップロードできる?
当たり前のようにできます。ただGoogleフォトの素晴らしい部分が際立つ結果に嬉しい誤算です!
「バックアップするフォルダを選択」
という項目がありますので、ダウンロードフォルダや他のアプリが生成する画像も自動でアップロードできます。
また、その逆で特定のフォルダの除外も容易です。
指がすべってウェブから変な画像をダウンロードしてしまう時が多い私でも安心です。
間違ってもGoogleのポリシー違反になるような画像のアップロードは避けましょう。はい。
懸念事項3もクリアです。
アップロードの設定を細かく指定できる?
これも前項と多少被りますが、バックアップするフォルダの選択ができることに加えて結構柔軟な設定が可能です。
まずは通信問題である「Wi-fi経由のみ」という設定。
モバイル通信中は自動バックアップが行われないので通信量の心配はなくなります。
そして「充電中のみ」の設定。
かゆい部分にての届く設定ではないでしょうか?
バッテリー節約したい時に自動アップロードで大量の電池を消費してしまうのを避けられます。
最近では写真の高画質化で容量が増える傾向なのでこういった設定は大歓迎ですね。
懸念事項4クリアです。
写真をフォルダ分けできる?
これって以外と大きな問題なんです。Dropboxのカメラアップロードは写真に特化した仕組みではなく、あくまでファイル管理の延長として操作できました。
自分で好きなフォルダに振り分けたり、過去ログフォルダなどを作ったりと直感操作ができます。
Googleフォトは写真管理がメーンであり、それに特化したUIに仕上がっています。
時系列の並べ替えやどんな画像かの解析から文字列検索ができるなどの専用機能が最大の魅力です。
猫の写真には猫というタグが自動で付くので感動しますが、猫Aと猫Bを分けたい人もいるはずです。
やっぱり自分でフォルダ分けができないファイル管理は不便だということで調べてみました。
アルバムという機能がありました。
ですよね。
ありますよね。
懸念事項5もクリアです。
PCとの連携は手軽にできる?
手軽と言えば手軽ですが、Dropboxほど直感的ではないかもしれません。
パソコン用のソフトをインストールします。
設定項目はとてもわかりやすく、アップロード対象のフォルダを選択するだけです。
試しにDドライブのGooglePhotoフォルダをアップロード対象にしてみました。
ここに写真を放り込むと自動でアップロードされる仕組みということですね。
スマホもパソコンもローカルに写真が残らなくなるので、端末容量の削減に繋がります。
Googleフォトの注意点
GoogleフォトもDropboxのカメラアップロードのように利用できることはよーくわかりましたが、何かが違う。
利用環境を整えている内に何か違和感を感じました。
写真の原本はクラウドである
違和感の正体はこれです。
Googleフォトの考え方は「クラウドにアップロードされた写真を原本とする」ことです。
つまり、クラウドから写真を削除すると端末内の同じ画像も削除されるのです。
端末に保存された写真はコピーという扱いになります。
Gフォ「俺が全てだ。俺を見ろ。俺だけを愛せ。俺が全てを守ってやる」
これを理解しておかないとちょっとややこしい事になるので注意が必要ですよ。
ドロップボックスの同期ではローカルが統一されますが、Googleフォトはローカルなんてどうでもいいのです。
端末内だけに写真を残す方法
答えは簡単です。非同期のフォルダに移動させてからGoogleフォト上から対象の写真を削除します。
iOSの場合なら毎回「削除の同期を許可しますか?」という警告が出るので、選択できました。
クラウドからの閲覧が前提
Googleフォトの閲覧はクラウド上の写真をブラウザ等から閲覧することが前提なので、複数端末を持っていても無駄な同期がありません。
パソコンでDropboxを導入している場合だと全端末に同じ写真が自動ダウンロードされますが、そういった同期が必要なくなります。
デメリットとしては、すぐに使いたいファイルを転送のように利用していた場合です。
ブラウザにアクセスして写真を選択してダウンロードという手間が必要になります。
Googleフォトを使う端末、スマホやキーボードだけでなく、家電なんでもコーティングしておくと塗装も守れます。
まとめ
Googleフォトはきっと革新的なサービスになるでしょう。現状では画素数の制限や写真が圧縮される等の対応になりますが、いきなり容量無制限のサービスとしては驚き桃の木です。
スマホやパソコンの記憶媒体の容量が年々増えるのは画像や動画の普及が一番の要因だと思いますが、Googleフォトがあればそんな心配も必要なくなるかもしれませんね。
Googleのサービス廃止は突然行われるイメージなので、100年企業を謳うEvernoteのように、全てを預けることへの信頼感もさらに増してほしいですね!
今日も知識欲は止まらない。