スマホって発売日からどのぐらい経過すれば一番安く買えますか?ってよく聞かれます。ということでスマホの買い時はいつなのか?値下がりするタイミングは見抜けるのか?ガジェット戦国時代を生きる全てのガジェッターに捧げる「スマホの買い時」についてちょっと調べてみました。
シチュエーションとしては最新スマホの値下がりタイミングを見つけて買いどきを探る方法ですね。
目次
スマホの値下げタイミングはいつ?
スマホは周期的に新機種が発売される物なので、ある一定期間を過ぎた時に在庫状況によって本体価格が値引きされるタイミングがあります。過去の機種から紐解いていくと、発売されてから3ヶ月・6ヶ月という節目に大幅な値下げもしくはキャンペーンが打たれることが多いです。
また、スマホの初期ロットの不具合も回避できるメリットも考えると、発売から2ヶ月~3ヶ月が一回目の買い時タイミングと言えますね。ただ、調べていると不思議な現象で発売から1ヶ月目が一番安い端末というのもあります。
さらに、シェアを伸ばす為に早めに値下げしてしまって、後は販売終了するまでそのままという機種もありました。キャリアによって様々ですが、狙っている端末の型落ちモデルの過去の値下げ時期を探ることで、ある程度の予想がたつと思います。
値下げを待ったら販売終了で買い時を逃す事もある
スマホでは各社とも販売予定数を見込んで生産しており、在庫がなくなり次第「販売終了」というケースが多くなってきました。値下げを待っていたら次のモデルが発売されてしまうことも多いので、どうしてもほしい機種があった場合は買い時は「常に今」ということになってしまいます。
ただし、仕入れた数から見て思ったほど売れない機種に値下げの波はやってくるのですが、お目が高いあなたの狙っている機種はきっと大幅な値下げは行われないかもしれません。
でも、次の機種の発表が迫っているタイミングが見抜ければそのタイミングこそ、隠れた在庫セールになっているという事もあります。どうしても新機種でなければ嫌だという人には選択肢になりませんが、型落ち狙いならば値下がりタイミングを狙い撃ちできます!
欲しいスマホの販売周期を把握する方法
欲しいスマホの販売周期を探るには、「価格.com – スマートフォン・携帯電話」を観察するとある程度わかってきます。
例えば、欲しいスマホの現行モデルの発売日と、一つ前のモデルの発売日を調べれば、次の新機種が発売されるタイミングをある程度予測できます。
そして発表前に価格が値下げされたのならば、それが暫くの底値の可能性が高いです。結局は新機種が発売されるまでは、現行モデルが最新機種の扱いなので、大幅に値下げする事は少ないのが現状です。
新機種発表で値下がりするケース
まずは、新しい端末の発表があった時にどれだけ旧端末が値下げするのかの一つの例を紹介します。
iPhone X / 8 / 8 Plusの発表(2017年9月13日)があった直後にiPhone7シリーズのSIMフリーモデルの価格が大きく値下がりしました。ある意味、iPhone7シリーズの一番値下がりしているタイミングと言えます。コスパだけで検討するならば一番の買い時になりますね。
機種名 | 発表前価格 | 発表後価格 | 差額 |
---|---|---|---|
iPhone 7 32GB | 78,624 | 66,744 | -11,880 |
iPhone 7 128GB | 90,504 | 78,624 | -11,880 |
iPhone 7 Plus 32GB | 92,664 | 80,784 | -11,880 |
iPhone 7 Plus 128GB | 104,544 | 92,664 | -11,880 |
この現象を逆手に取ればコスパ重視の買い時を狙えるという事になりますが、新しい機種が出てしまうのは少し悲しいですよね。今後も発売周期が決まっているスマホには同じ現象があるので、型落ちバスターの方は要チェックです。
スマホの値下げは年末商戦と新生活商戦
スマホの欲しいタイミングが3月もしくは12月が近い時には、そこまで我慢すると大きく値下がりするケースがあります。それが小売業にも影響する「年末商戦」と「新生活商戦」のタイミングになります。
- 3月は卒業や入社・転職など多くの人が新生活を迎えてスマホを買い換える時期になります。
- 12月は冬のボーナスに合わせてクリスマスや年末年始が重なる購買需要が高まる時期になります。
ただし、話題性の高いiPhoneなどの発表があると、その他の機種の売れ行きが落ちる為、大幅に値引きするケースもあります。そこまで考えると他の機種の動向にまで目を光らせておかないといけないので少し大変ですのでオススメしません。
月サポ割の実質0円と一括0円
後述しますが、裏技を利用しないと、総務省のお達しで実質0円でのスマホ購入はどんどん縮小して消えていきます。
2年使わないと元がとれない仕組みですが、実質0円が最新スマホの最安値に間違いありません。もちろんそれよりもお得な「一括0円」がありますが、その対象となる機種はごくわずかなので、お目が高いあなたの狙っている機種は(略
実質0円
例えば、本体代金95,760円を分割購入24回払いだとすると95,760÷24=3,990円になります。ドコモの場合で月々サポートが3,990円だとすると、毎月3,990円の分割料金をそのまま引いて実質0円となる仕組みですね。
デメリットは、途中解約すると月々サポートがなくなりますし、途中で機種変更する時も残りのサポートは受けられません。
毎月の請求目安:6500円程度になると思います。
一括0円
最大値下げは本体代金が0円で月サポが残っている機種ということなのです。本体代が発生しないので、月サポの恩恵だけ受けることができます。上の例だと通常6,000円ほどの毎月の支払いから24ヶ月間3,990円を引かれることになります。
毎月の請求目安:2500円程度になってしまいます。
この例は実質0円と一括0円の違いを比較するための目安ですが、全ての機種で同じ状況になるとは限りません。一括0円までになる機種はそう多くありません。
格安スマホならまだ実質0円が実現できる
総務省からの通達で実質0円がキャリアのスマホだと難しい状況になっていますが、裏技的な存在として格安スマホならば実質0円が実現できてしまう現状があります。
ただ、格安スマホは乱立していてどこを選んでよいかわからないと思います。私も実際にかなり比較検討を繰り返してみましたが、一長一短な上に各社が競争しているので価格差もそこまで気にするレベルではない印象です。
買い時としては格安スマホの方まで総務省が規制をする前に乗り換えておくという事になります。
楽天ポイントで支払えるスマホ
格安スマホを検討していて、楽天ユーザーならば楽天モバイルを利用するのが一番早いコスト削減です。なぜなら、楽天モバイルは2016年7月から楽天ポイントでの支払いに対応しました。
これだけなら、「また楽天が何かやったな」程度のインパクトしかありませんが、特筆すべきは、楽天市場での買い物ポイントがガンガン貯まって、さらに利用できる仕組みまで用意されています。しかも、楽天ポイントの中でも使い道に困る、期間限定ポイントまで利用できるという鬼仕様です。
端末も同時に購入するプランと、今使っているスマホをそのまま利用するプランがありますが、本体も同時に購入する時には、機種を選ぶ画面で「期間限定価格」というラベルのある端末に注目して下さい。今現在最も値引きされているタイミングの機種がすぐに把握できます。
白ロムの値下がり率を確認しておく
最後の裏技は、白ロムスマホの価格をチェックしておく事です。なぜなら白ロムの価格は相場をすぐに反映しやすく、どの程度人気端末かがわかります。
また、最新スマホの値下げタイミングが一番早く、人気端末だと徐々に値上がりする事もあったりするので各社のキャンペーンなどがない限り一番信憑性の高い相場が知れます。
例えば全国に展開する大手の白ロム専門店「イオシス秋葉原」を見ると、最新機種の白ロムをすでに入荷しているので価格を追う、もしくは相場を把握するには便利です。
ただし人気端末になるとすぐに売り切れてしまい、白ロム自体が一品物なので、こまめな監視で値下がりタイミングをチェックする必要があるのが難点です。
まとめ
あえて最新モデルにこだわらなければ、スマホの値下がりタイミングを見極めることはある程度まで絞れる事がわかりました。スマホは年単位で使用する物ですし、数千円を誤差としてしまうならばほしい時に買ってしまうのも一つですよね。
ただし、コスパで買い時を検討している方は、今は格安スマホに軍配があがります。圧倒的にコスパは安く、その後のランニングコストまで考えると、買い時は一日でも早い方がどんどん得をする計算になります。
キャリアの場合は、冒頭にあるような「スマホの買い時はいつですか?」という質問をされたら「発売3ヶ月は様子を見てみれば?」という返答にしておこうと思います。2年使う覚悟があって人気機種ならサポート割引の金額に注目しておきましょう。
今日も知識欲は止まらない。