Androidに搭載された盗難検出ロック、オフラインデバイスロック、リモートロックなどの保護機能の設定方法を確認しておきましょう。
リモートロックは電話番号の連携が必須になっているので、Googleアカウントの設定状況もしっかり見直しておくと安心です。
盗難保護はAndroid10以降で、GooglePlay開発者サービスアプリv24.26以降から対応できるので幅広い端末が利用できることになりそうです。
目次
盗難検出ロック・オフラインデバイスロック・リモートロックの設定方法
- 「設定」アプリ
- 「Google(サービスと設定)」
- 「すべてのサービス」
- 「ユーザーとデバイスの安全」
- 「盗難保護」
初期状態では全ての保護機能がOFFになっているので、機種変更をしたら一番最初に設定しておきたい項目ですね。
盗難検出ロック
盗難検出ロックは、AIやデバイスのモーションセンサー、Wi-Fi、Bluetoothを活用して、デバイスが突然持ち去られる状況を検知します。
この機能がデバイスの持ち去りを検出すると、画面が自動的にロックされ、コンテンツを保護します。
例えば、誰かがスマートフォンを奪って逃走したり、自転車や車に乗って逃げたりした場合に、盗難検出ロックが作動することがあります。
盗難検出ロックの注意点
デバイスのスクリーンがロックされている状態では、盗難検出ロックは作動しません。
通常の使用中に不必要な中断を避けるため、次の場合には盗難検出ロックが作動しないことがあります:Wi-FiやBluetoothの接続が安定している場合。
または短時間のうちにロックが繰り返された場合です。
デバイスのロックが解除された状態で盗難された場合を想定した、応急処置的な機能ですね。
盗難オフラインデバイスロック
デバイスがオフラインになると、オフラインデバイスロック機能によって自動的に画面がロックされ、データが保護されます。
たとえば、スマートフォンが盗まれ、インターネット接続が切断されて「デバイスを探す」で見つけられなくなった場合、オフライン状態が一定時間続くとデバイスがロックされます。
盗難オフラインデバイスロックの注意点
スマートフォンがインターネットから切断されたときにロックを解除する必要があります。
画面は24時間に2回までリモートでロックされます。
盗難端末がオフライン状態にされて、犯人を追うことが困難になった場合、応急的にロックしてくれる機能と言えます。
普段からオフラインになったりオンラインになったりを繰り返す環境にいる方は、恩恵は受けるのは難しいかもしれませんね。
リモートロック
デバイスが盗難されたり、紛失した場合、確認済みの電話番号でリモートロックを使用し、画面をすばやくロックできます。
リモートロックの注意点
リモートロックをしっかり発動させるには以下の全ての条件をクリアする必要があります。
- 画面ロックの設定がされている
- 有効なSIMカードが挿入されている
- Googleアカウントの確認済みの電話番号と同じ電話番号である
- 「デバイスを探す」がオンになっている
- デバイスがオンラインである
画面ロックは普段から利用している方がほとんどだと思います。
SIMカードもほとんどの場合入っているはずですが、Wifi専用端末ではリモートロックは不向きという事ですね。
Googleアカウントに確認済みの電話番号として登録されていることが必須です。こちら(https://myaccount.google.com/phone)から確認できます。
「デバイスを探す」の遠隔ロックと、リモートロックの違い
これまでもデバイスを探すアプリなどから、遠隔でスマホをロックすることが可能でした。リモートロックも似た機能ですが、自分のGoogleアカウントにログインする必要がありません。
盗難された時は、手元にスマホがない状況がほとんどです。その状況で、なんらかの端末から自分のGoogleアカウントにログインすることは結構大変です。
そういったケースでも今回のリモートロックを利用すれば瞬時に応急的なロックが可能になるわけですね。
デバイスを探すの遠隔ロック
- https://android.com/findにアクセスする。
- 自分のGoogleアカウントにログインする。
- 遠隔操作するデバイスを選択する。
Androidリモートロック
- https://www.google.com/android/find/lockにアクセスする。
- ロックしたい端末に設定された電話番号を入力する。
まとめ
Androidが進化するにつれて、セキュリティ周りもかなり進化しています。
しかし、事前に設定をしておかないと保護されない機能もあるので、機種変更や新端末にしたら最初にセキュリティ周りを確認しておきたいですね!
今日も知識欲は止まらない。