歯茎が腫れて、歯ブラシの先がちょっとあたるだけでも痛みがある時は本当に辛いものです。
よく聞くのが「疲れ」「ストレス」「お酒の飲みすぎ」といったことが原因で歯茎が痛くなったというお話です。
この時にすぐにケアができれば長引かないケースもありますし、中々歯医者に行かない方も多いのでは?
でも実は放っておくとちょっと怖いですよ。
目次
歯医者に行けない時の応急処置
すぐに歯医者に行って原因や、正しい治療を行うのが一番ですが、すぐには歯医者に行けない場合には自宅でできる応急処置を覚えておきましょう。
まずはゆっくり休む
歯茎の腫れがおきるのはきまって疲れている時という人もいるぐらい、体の状態に歯茎は敏感に反応します。
体力を回復して免疫力を戻すことは、とても重要です。
ビタミンなどの栄養補給も忘れずに。
優しい歯磨きをする
歯茎が痛いからといって歯磨きをしないのは大きな間違いです。
もしかしたら対処の中で一番重要かもしれません。
そこで重要なポイントが、優しく歯磨きすることと、痛みのない出血は問題ないということです。
優しい歯磨きは、柔らかい歯ブラシを選んだりして歯茎に傷をつけないようにします。
その時に無理やりでなく自然に出血する場合は出してしまう方がよい方法となります。
歯間ブラシや糸楊枝よりもこの形状の歯ブラシがおすすめです。歯ブラシでは限界があります。親知らずの歯茎の腫れは磨き残しがほとんどなので、抜歯していない人は必須アイテムと言ってもいいかもしれません。
使い捨てではないのでコスパもすばらしいですよ。
市販薬で痛み止め
どうしても歯医者に行けないけど痛い時には歯痛に効くの市販薬を飲みましょう。
効き目ではロキソニンS > イブA > バファリンといった順で効果があります。
我慢して体力を消耗してしまうと細菌と戦う力も落ちてしまいますので、我慢できない痛みには効果的です。
歯茎の痛みは波があって痛い時と楽な時がある場合もありますので、歯医者に行けそうにない場合には有効に使いましょう。
痛い部分を冷やす
腫れている部分は炎症中なので、冷やすことで歯茎の腫れをおさえましょう。
タオルを用意して冷たすぎない水道水でよく絞ります。10分程したら絞りなおして再度冷やします。
たったこれだけでもだいぶ痛みから解放されてしまいます。
また、冷えピタや熱冷まシートを腫れた歯茎のあたりに貼るのも効果的です。
うがい薬のイソジンやリステリン
うがい薬で口腔内を殺菌して清潔に保ちます。ここで注意したいのはリステリンなどで刺激の強い製品がありますが、それは絶対に避けて下さい。
これも根本治療ではなく殺菌と清潔を保つことがメインなので、ある程度のうがい薬で代用できます。
またイソジン原液を歯茎に麺棒などで直接塗布しても問題ありません。寝る前などに有効です。
なぜ歯茎が腫れるのか
疲れた時に多いと言いましたが、そもそもなぜ歯茎が腫れてしまうのかをきちんと理解しておきましょう。腫れたから歯磨きを念入りにするというのではなく、歯茎を腫れなくすることが大事ですよね。
歯茎が腫れる原因
歯茎の腫れの原因はとても多いので、自分で原因を特定することは少し難しいかもしれません。
主な原因として。
- 歯みがき不足
- 歯周病や歯肉炎
- 歯並びや噛み合わせの問題
- 疲れやストレスや飲酒
- 傷口からの感染
- 親知らずの生え方
まだまだ様々な歯茎が腫れる原因がありますが、ほとんどの場合は上記に当てはまると思います。
歯茎が腫れてしまった時に思い当たる原因がある場合には日頃から注意したり、歯医者に行って根本治療を心がけましょう。
歯周病の怖さ
日本人の7割~8割以上の人にあると言われる歯周病ですが、皆なってるから大したことはないと思っていると結構ヤバイです。
そもそも歯周病とは「骨を溶かす病気」です。
歯周ポケットと呼ばれる歯の隙間から細菌が入って炎症を起こし、歯の土台である骨を溶かして歯がグラグラになったり、ポロっと歯が抜けてしまう病気です。
しかも、治療をして良い常態には戻せても完璧に元に戻すことはできないのです。
怖すぎ。
これを書いていて思わず歯を磨いてしまいました。
正直歯周ポケットをそこまで意識してなかったかも。
まとめ
僕はお酒をめちゃくちゃ飲みすぎた次の日に歯茎に違和感を感じる時が多いです。そういう日は二日酔いや寝不足で体もボロボロで、たしかに疲れている(免疫が落ちまくっている)状態だったんだと実感します。
そうなってから日頃から歯茎を健康にしておけばよかったと後悔する繰り返しでした。
これを使いはじめてから、念入りに歯磨きした後でも歯の隙間から磨き残しが取れることに驚いています。本当に驚きますので、歯磨きに自信を持っている人にこそ使って欲しい!歯医者さんに褒められる歯に近づけると思います。
歯茎のケアは大事です。
最後に、今回ご紹介したのは、あくまで応急処置です!早めに歯医者さんに行った方が絶対にいいです。絶対に。
今日も知識欲は止まらない。