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湿潤療法のメリットとデメリットを知って切り傷や火傷に対応しよう!

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このページにきたあなた。怪我やっちまいましたね?
昔は傷は消毒して乾かす方法が主流でしたが、最近では乾かさずに傷を治す「湿潤療法」がよいと言われています。かっこよく言うとモイストヒーリングと呼ばれている自然治癒を最大限に利用した治療法ですね。
たしかに包丁やスライサーやカッターで指を切ってしまった時には湿潤療法は威力を発揮するようです。ほかにも傷跡を残したくない傷にも利用できるとのことなので、これから先の人生でいつ怪我をしても慌てずに対処ができるように徹底的に調べてみました。

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目次

湿潤療法のメリット


1.傷の治りが早い
傷を塞いで湿った状態を保つことで、体内から分泌される液体にある細胞増殖因子を最大限に活用できます。通常の怪我ではつきものである「かさぶた」を作らずに傷を治していけます。

2.傷が痛まない
基本的に傷は空気に触れると痛みます。湿潤状態なので乾燥などからの刺激を防げるので、傷みがほとんどなく傷を治せます。

3.傷跡が残らない
乾燥させないので皮膚の再生がより円滑に進み、キレイな状態になりやすい環境を作ることができます。瘡蓋を作りながらの治癒では消えない傷跡を残すことも多いので、湿潤療法の最も嬉しい効果かもしれませんね。

湿潤療法のデメリット


1.全ての傷に使えるわけではない
湿潤療法に適さないケースとして、深い傷・止血できない傷・汚染された傷などがあります。
湿潤療法だけを覚えていれば万能に使えるというわけではないので注意が必要ですね。

2.消毒をしないこと
湿潤療法の最も重要なポイントの「消毒をしない」という点が逆効果になって、重い感染症などになってしまう場合もあるようです。
明らかに汚染された傷だとわかっている場合には医師への相談が賢明ですね。

湿潤療法のやり方


湿潤療法の手順を頭に叩き込んでおきましょう。
怪我をした瞬間には人間は焦ってしまい冷静に行動できないものです。血を見ただけで倒れる人もいるぐらいですからね。
落ち着いて怪我に立ち向かう為に正しい手順をおさらいです。

1.流水で傷口を洗う

とにかく一番重要なポイントは水道水やキレイな水で傷口の汚れを徹底的に洗い流します。間違っても消毒液を使ってはいけませんよ。
心配した友人がマキロンを出しても、キリっとした顔でお断りします。もしも砂や泥などが落ちないような傷ならば無理をせずにお医者さん行きます。
湿潤療法だけが治療ではありませんからね。

2.止血する

ここで止血です。焦ってまず溢れ出る血液を止めようとしてしまうと、雑菌も閉じ込めてしまうことになりかねません。
手や指の怪我ならば、心臓よりも高くして全部の指を軽く触れる程度に構えて細かく震わせましょう
もしも必要なら傷口を圧迫して止血します。それでもダメならお医者様に見せましょう。

3.傷を乾かさずに保護

血が止まったらいよいよ湿潤療法の要です。止血できてからですよ!
柔らかめのラップなどを傷口よりも大きくカットして、そこに白色ワセリンを塗り、傷口に当てます。
そのラップを包帯テープなどできちんと固定します。この時に、傷口を閉じるように固定しましょう。
ラップの交換は傷によって様々ですが、一日一回~三回を目安にし、同時に流水で患部の周りを洗います。
ラップで密閉するので、暑い季節には周囲の皮膚がダメージを受けることもありますので、悪化が見られる場合にはお医者さんへ行きましょう。

4.新しい皮膚ができる

新しい皮膚ができて湿潤療法は終了です。どの部分が新しい皮膚かの見分けをするには桜色のきれいな皮膚が見えてきます。
この時点で痛みはほぼなくなっています。

湿潤療法の注意点


湿潤療法を知っているとちょっとした傷ならすぐい治療できると思えてしまいますが、デメリットの項目にもあったように消毒を行わないので危険な面もあります。
「血が止まらない」「傷の周囲が腫れてきた」「糖尿病の場合」「血栓予防薬の摂取中」などの場合には迷わず医師への診察を選択しましょう。
他にも「痛みが治まらない場合」にも注意は必要ですね。
湿潤療法は画期的ですが、万能ではないと理解しておくことも必要ということですね。

まとめ

色々と応用がききそうな湿潤療法です。デメリットや注意点を見ると難しそうに思えるかもしれませんが、これほど理に適った治療法はありません。
流れ続ける川の水が腐らないように、体液が分泌されている状態で良い細胞が死滅することや感染することも少ないのです。

包丁やカッターで指を切ってしまうことは誰にでもある身近な怪我なので、こういった方法を覚えていると安心です。
そりゃもちろん怪我をしないのが一番なのですが。

今日も知識欲は止まらない。

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