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「VAIO Pro 13」を「Windows10」にアップグレードしてみた

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「VAIO Pro 13」を「Windows10」にアップグレードしてみました。公式のナビゲーションが遅くて待てなかったというオチです。私のVAIO ProはWindows8からのWindows7ダウングレードモデルでした。
公式の対応表だとそもそもドライバなどの検証を行ってくれるモデルなのかも微妙なので、自己責任まんまんでVAIO Pro 13をWindows10にアップグレードしてみようと思います。

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目次

Windows10にする前の事前準備

windows10
VAIO PROのナビゲーションページなどで推奨されるWindows10アップデートの事前準備としては以下のような物があります。必要であればそれぞれ確認しておきましょう。

  • 自分の使いたいソフトの対応状況を確認しておく
  • 自分の使う周辺機器の対応状況を確認しておく
  • 万が一を考えて元のWindowsに戻す為のリカバリーディスクを作成しておく
  • パソコンの空き容量を20GB以上確保しておく

中でも結構重要なのがリカバリーメディアの作成です。これはVAIOの内部にある「回復パーティション」が消えてしまうからですね。
いつでも戻せると思っていると大きな落とし穴になりかねません。
やっぱり、面倒がらずに王道手順を追っていくことがどれほど重要かということですね。

1日目:VAIO Pro13をWindows10にアップデート

アップデートする決意をするさっきまで通常通りに使っていた私のVAIO Pro 13(SVP1321)ですが、購入時はWindows7ダウングレードモデルで、現在はWindows8.1搭載になっています。度重なるOSのアップデートなので小さな不具合が連発することは覚悟の上だと割り切って、VAIO公式のWindows10アップデート情報が出揃う前にアップデートを決断しました。
というかWindows7ダウングレードモデルもサポート対象外なんじゃないかと思ったら待っている意味がなさそうだったので。

まずは現状の状態を最新にする

さて、念のためWindows8.1の現在までに出ているWindows Updateをチェックして、VAIO Updateもチェックします。
いくつかアップデートが残っていたので更新して再起動してを繰り返しました。

BitLockerの解除

ドライブ暗号化の「BitLocker」も念のために解除しておきます。
忘れていたのですが、このBitLockerの解除は思っている以上に時間が掛かるということです。
HDDなどの容量にもよりますが、軽く晩酌をしてウトウトしても終わっていませんでした。さらに不幸なことに、残り時間の目安がそのままの状態では確認できないということです。これは本当に精神的にキツい。
BitLockerが有効のままWindows10にアップデートはやめた方がいいという情報も間違いなく出回っていますので、残りの時間でひとっ風呂浴びてきます。

ステータスバーのWindowsアイコンからアップデート

さてとりあえずはいつでもアップデートできる状態のVAIO Pro 13の完成です。
それではいよいよWindows10へのアップデートを行っていきたいと思います。
Windows 10のインストールメディア作成ツールを使ってのアップデートはドライバーなどの互換性チェックができないので、無償アップグレードの予約をして準備ができたら通知をもらうようにしておきます。
今すぐにWindows10にアップデートできる方法が錯乱していますが、そもそもSONYから対応を見放されているモデルの場合だからこそ、ここは慎重にWindowsアイコンからアップデートを行います。

2日目:VAIO Pro13をWindows10にアップデート

Microsoftによると、アップデートの予約を行っていなかったユーザーに対してもWindows Updateを利用して「Windows10のインストールファイル」を自動でダウンロードしている事実が発表されました。
つまり、いつでも思い立ったらアップデートできるんだと思っていましたし、実際にVAIO以外のPCは予約からすぐにアップデートできました。

が!

VAIO Pro 13はそのWindows10のインストールファイルがまだダウンロードされていませんでした。
だから今回の更新作業が2日にまたがってしまったんですね。
見切り発車万歳!!

実際は予約から数時間程度で「Windows 10への無償アップグレードが可能になりました」というメッセージに変わるはずです。

で、やっとのことでアップデートすることができる直前まで辿り着きました。

無償アップグレードが利用可能になりました

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この画面が表示されたら「続行」をクリックして、Windows UpdateからWindows10をダウンロードします。

Windows10 Updateのダウンロード容量は3GB

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Windows UpdateからWindows10のダウンロードが開始されると、3GB近い容量のダウンロードが始まるので、いろいろな意味で余裕を持って取り掛かりたいですね。

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ダウンロードが終了すると「それでは、アップグレードを開始します」のウインドウが表示されますので、同意して次に進みます。

Windows10をインストール!

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今すぐにWindows10をインストールしたいので「今すぐアップグレードを開始」をクリックします。

この時点での時刻23:29でした。
さてどの程度の時間でインストールが完了するのかと思っていると、なんと23:56にはWindows10のログイン画面が現れました。
私の環境では25分で終了したことになります。

とてもOSの入れ替えとは思えない手軽なアップデートでした。

VAIO ProをWindows10にして感じた不具合

まずは色々いじってみて大きな不具合はほとんどありませんでした。
デバイスマネージャーでのエラーもありません。

VAIOの設定でタッチパッドの不具合

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VAIOの設定からタッチパッドの設定で「アプリのメニューを出す」「チャームを出す」「アプリを切り替える」のチェックボックスが入れられません。
私の使い方では問題がないので、この辺は後々追いついてくるのを期待して放置しました。
ちなみにSynapticsのバージョンは「19.0.5.23Apr15」でした。

Windows10のジェスチャーが使えない

上記のタッチパッドの件もあってWindows10のジェスチャーがまったく機能しません。これはアップグレード前からわかっていた事ですが、他所のメーカー製のアップグレード祭を覗くとWin10のジェスチャーはかなり便利だとのことなので、SONY社及びVAIO社が正式に対応してくれるのを首を長くして待ちましょう。
三本指ジェスチャーと四本指ジェスチャーでできることの幅も大きく変わるようです。
マウスではジェスチャーを体験しましたがやはりMac book並の操作感だと言われるタッチパッドで実現してほしいところです。

一部アプリで画面が滲む・ぼやける

[コントロールパネル] > [デスクトップのカスタマイズ] > [ディスプレイ] > [カスタムの拡大率を設定]をクリックします。
ここを100%に指定することで対応できました。
ただ、今までVAIO Pro 13を125%で利用していた私にとっては古いアプリが滲むほうが全体的な使い勝手はいいという判断で125%にしています。
全体設定での解決ではないですが、個々の設定としてアプリケーションのショートカットのプロパティを開き、[互換性]タブから[高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする]にチェックを付けることで滲みを回避することもできます。
もっと簡単に、根本的に解決する方法は「Windows10で画面がにじむ・画面がぼやける時の高DPI向け対処方法」をご覧ください。

まとめ

VAIO Pro 13はまだまだ今後も先陣を切って走れるスペックを持っていますので、どんどんWindows10色に染めてやろうと思います。
特に使いにくくなる部分もなく、大満足の結果ですが細かい所で何か問題が出てくる可能性は否定できません。
まずはWindows10の目玉機能でもある仮想デスクトップなどの恩恵を楽しみながら今後の動作報告をしていけるように考えています。

今日も知識欲は止まらない。

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